前から気になっていた耳かき用たわしを購入してみました。発売は2018年8月なので、この記事を公開している8月14日時点では新商品ですね。
快眠サイトNeltureを運営する株式会社アメイズプラスと、1948年からタワシの製造と販売を手掛ける、株式会社コーゾー(高田耕造商店)が共同で企画した商品らしく、なんか期待できそうです！
というわけで、実際に使ってみて感じたことをレビューしたいと思います。購入を検討されている方や、口コミをお探しの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
2018年9月11日に、日本テレビのヒルナンデスで耳かき用たわしが紹介されました。
僕も見ましたが、まぁテレビなのでわりと絶賛ですよね笑。この記事では辛口なレビュー、口コミになると思います。
2018年9月29日に、読売テレビのあさパラ内のコーナー、モモタンで耳かき用たわしが紹介されました。
耳かき用たわしってどんな商品？
今回紹介する耳かき用たわしですが、いわゆるブラシ型の耳かきです。先端がブラシ状になっていて、耳の中でクルクルと回転させたり、軽く掻いて耳垢をかきだします。
実はコンセプト自体は昔からあり、2009年にも小林製薬が「天使の耳かき」という商品名で発売していました。300円くらいです。
とても人気のある商品だったんですが、ブラシ付け根部分が折れるという事件が多発してしまい、販売停止になってしまいました。
折れた原因は、強く押し付けたり、繰り返しブラシを曲げ伸ばすなど、本来の用途とは違う使い方をしたユーザーが多かったためなので、小林製薬側にそれほど落ち度はないと感じます。
「天使の耳かき」 自主回収のお詫びとお知らせ｜小林製薬株式会社
ただ、この記事で紹介する耳かき用たわしも例外ではありません。間違った使い方をすれば針金は折れますし変形もしますので、安全には十分注意して使いたいですね。
天使の耳かきの写真はこちらから見る事ができますよ。
やじうまミニレビュー 小林製薬「天使の耳かき」-家電Watch
耳かき用たわしにおすすめの耳垢タイプ
| 耳垢のタイプ | |||
| 粉(乾燥) | ぬけがら(かさぶた) | しっとり(湿り) | べとべと(ねっとり) |
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耳かき用たわしにピッタリの耳垢は、乾燥した粉タイプだけです。形状からも察せると思いますが、しっとりやベトベトの耳垢はまったく掃除できません。
乾燥してかさぶた状になっている耳垢はどうか？とも思ったんですが、ブラシが柔らかすぎて掻きだすのは困難ですね。というわけで△評価です。この商品は、粉っぽい耳垢専用の耳かきと思った方がいいです。
まぁパッケージにもカサカサ乾燥タイプ専用と書いてありますので、合わない耳垢の人は使わない方がいいですね。
耳かき用たわしのデメリット
さて。さっそく耳かき用たわしを使ってみて感じた、デメリットを書いていきますね。正直なところ、この耳かき用たわしはあんまりおすすめじゃありません・・・
話題性はあったかもしれませんが、実用性はほとんどなく、買っても微妙に感じる人が多いでしょうね。詳しく説明しましょう。
先端が保護されてなくて危ない
この耳かき用たわし、先端が針金むき出しなんですよ。丸めてあるので尖っているわけじゃないですけど、耳にとってはかなり鋭い先端です。
先端をブラシで保護するか、奥まで当たっても鼓膜が傷つかないような工夫がほしかったですね。安全性の配慮が足りません。
回転させながらの掃除は危ない
説明書を読むと、回転させて掃除する方法も書かれているんですが、これほんと危ないです。こんな耳かきのやり方紹介していいの？とおもってビックリしましたよ。
耳かきを回転させると、耳の中にある耳かきの現在位置がわかりにくくなります。回転させているうちに実は奥に奥に入れていた・・・という事もあるのです。
さらに、耳かき本体を肌に触れさせずに掃除するため、今現在どの深さまで耳かきを入れているのか、非常にわかりにくいです。
ストッパーなどがあればある程度解決するんですが、この耳かきはストッパーなしで先端の保護もなしです。回転させながらの掃除は、よほど上手な人でない限りやらない方がいいでしょう。
ブラシが柔らかすぎて掃除能力が低い
耳かき用たわしという商品ですが、実はブラシ部分は”タワシ風”のブラシであり、ナイロン製になっています。で、これがまた柔らかいんですよ。
もうソフトタッチすぎて、こびり付いた耳垢は全然取れません。耳の中を優しく撫でるだけなので、乾燥した細かい耳垢だけを掃除する感じですね。
ブラシが柔らかすぎて心地よさもない
先端のブラシが柔らかい事により、耳かきの気持ちよさがまったくありません。この商品って心地よさを求めたユーザー向けの耳かきだと思うんですが、それがまったく叶えられてないんですね。
何度ブラッシングしても、耳の中を優しく撫ででいるだけで気持ちよさはなく、かといって耳垢もたいして取れない・・・そんな感じでした。
耳かき用たわしのメリット
耳かき用たわしの悪い事ばかり書きましたが、いくつか良い点もありました。
耳かきのあとの細かい耳垢を掃除するのに向いている
どんな耳垢の人でも、耳かきをした後には耳の中に必ず細かい耳垢が残ります。この残りカスを放置すると、ふとした瞬間に耳の中でゴソゴソッと音がして気持ち悪いんですよね。
そこで使いどころを探っていたところ、耳かき用タワシは、耳かきの後の細かい耳垢を掃除するのには、とても向いていました。つまり後掃除用のブラシという感じですね。
普通の耳かきで掃除を終わらせた後、仕上げに耳かき用タワシで軽くブラッシングすれば、スッキリ爽快な耳になっていると思いますよ。
耳肌が弱い人には使いやすく肌を傷つける心配が少ない
ブラシが柔らかすぎて掃除能力が低い！と酷評しましたが、逆に耳肌が弱いと感じる人には使いやすいと思います。
普通の耳かきでは痛くて掃除しにくい・・・という方であれば、肌にやさしい耳かき用たわしは使いやすいと感じるでしょう。奥に入れすぎないように注意は必要ですけどね。
必要最低限の耳垢だけを掃除できる
実は耳掃除って、本来はほとんど掃除しなくてもいいという意見もあります。まぁ痒くなったり耳の中で耳垢が転がったりして気持ち悪いこともあるので、僕は必要な行為だとは思いますけど。
今回紹介した耳かき用たわしは、耳の中を掻いて耳垢を掃除するというよりは、耳の中で剥がれそうな耳垢だけを無理なく取り除くことに特化しています。
つまり、必要最低限の耳垢だけを、安全に掃除できるわけですね。
丸洗いできて衛生的
耳かき用たわしは先端が複雑な形状になっていますが、丸洗いできます。ブラシには細かい耳垢がたくさんこびりつきますが、洗えばまた新品同様に使用できますので、衛生面は評価できますね。
【まとめ】値段および機能面で改良が必要！まだ買うべきじゃない
| 形状 | ブラシ型 |
| おすすめの耳垢 | 乾燥タイプ(粉タイプ) |
| 素材 | ナイロン |
| サイズ | 約9.5cm／1g／太めで軽い |
| 製造国 | 日本 |
| 耳掃除の気持ちよさ | |
| 耳垢の取りやすさ | |
| 手入れのしやすさ | |
| 耐久性 | |
| 価格 |
快眠サイトNeltureを運営する株式会社アメイズプラスと、1948年からタワシの製造と販売を手掛ける、株式会社コーゾー(高田耕造商店)が共同企画した、耳かき用たわしを紹介しました。
まぁ悪くない商品なんですが、まだまだ改良が必要な商品だと感じます。ブラシの硬さをハードとソフトの2種類用意したり、先端の保護は必須でしょう。
あと個人的になんですが、パッケージがちょっとイマイチです。どのターゲット層に向けたパッケージなのか知りませんが、明治？大正？の人が見ても欲しくなる気がしませんよこれ。
もう1つ、耳かき用たわしという商品なのに、ブラシがタワシ風のナイロンってのはちょっといただけませんね。なんかちょっと騙された気分です(笑)。これじゃただのナイロン製のブラシ型耳かきですよ。
ちょっと厳しい意見ばかりで辛口レビューになりましたが、ぶっちゃけ1,850円の価値はありません。これを選ぶくらいなら、“みみごこち”や”悟空の如意棒”を買った方が断然心地いいし、財布にもやさしいです。
耳かき用たわしはAmazonでは販売がなく、ネルチャーの公式通販サイトやネルチャーの楽天市場店より購入できます。注文殺到で初回分は完売との事ですが、受注生産のようですね。
購入手続きをしてからだいたい1ヶ月くらいかかるみたいなので、忘れたころに届くと思います。
ネット上では口コミとか紹介記事ありますけど、おそらく実際に買ってない、使ってない人ばかりです。公式サイトの写真を使いまわしているブログやサイトの口コミは、あまり信用しない方がいいですよ。
よかったら、”みみごこち”や”悟空の如意棒”の記事もご覧ください。
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